NAGバルブ機能案内pdf
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製品情報

内圧コントロールバルブ

※表示価格は消費税を含みません。

二輪用強制減圧内圧コントローラー

エマルション対応 2輪用内圧コントローラー完成!

元来RAM圧加給レース車輌用として開発され、 2001年に完成した強制減圧システムがストリート用にもリリースされました。
RAM機能を有さない車輌にも、取り付けが可能です。(レース用も性能アップされました。)

 

●ストリート用として特性の最適化を図りました。
●エアインジェクション機構付車両には、無加工で取り付けが可能です。
●RAM圧加給車でなくても、使用可能です。
●シングル、マルチ、V型等エンジン形式に関係なく使用出来ます。
●旧車など排ガス浄化システムとしてエアインジェクション機構を持たない車輌は、EXパイプにアダプターを介してエアリリーフバルブの取り付けが必要です。
加工の必要な車種および加工内容についてはご相談ください。
●サイズは3サイズ、φ12/φ14/φ16がラインナップされます。

 

確認済み車輌(詳細は要お問い合わせ)
高年式国産SS車(600/1000)、
SV650  V型エンジン+RAM
SRX/SR500 シングル(要EX加工)

従来型が苦手とした、パーシャル開度からの加速や高回転での伸びが特徴です。

バルブによる効果イメージ

内圧コントロールバルブは基本的に動力に頼らず、クランクケースの内圧だけで作動しております。
クランクケース内圧が最も高まるのは低回転域でのスロットル開閉時であるため、従来型内圧コントロールバルブは減圧効果が低回転域で現れ、高回転域ではなだらかに効果が下がっていく特性を持っています。
これはエンジンを回さなくても減圧効果を体感しやすく、かつ一定回転での巡航運転でも性能を発揮するためストリート用として好適な特性です。

 

対して強制減圧型は動力として排気圧を用います。
排気流速は高回転になるほど速まるため、回転に比例して減圧効果が高まっていくことになります。

しかし減圧効果は高ければ高いほど良い結果が得られるわけではなく、高すぎる減圧効果は逆にエンジンに負荷を与える事となります。 また、減圧効果が高くなるほどスロットルを閉じても回転落ちが遅れるため、一般に使用した場合には、減速する前の状況(スピードや直線の長さ)に左右されやすく、ブラインドコーナーなどでカーブの大きさが予測できずに減速が遅れたり、ブレーキング開始位置がつかみづらくなるなどのリスクが生じる可能性があります。

 

バルブによる効果イメージ

弊社のストリート用強制減圧内圧コントローラーは、エアーインジェクションバルブのリリーフポートを利用したリミッターによって安全マージンを確保した上でレース専用部品と同等の減圧効果を実現しました。RAM圧による影響を受けないので、高速域での加速が大幅に向上しています。

レース用は全開度域で強制減圧するのに対し、ストリート用はリミッターによりスロットルオフ時には強制減圧がカットされ、従来の内圧コントローラーの特性に戻りますので、エンジンブレーキも穏やかに、安心してブレーキ操作が出来ます。

 

純正エアーインジェクションバルブを持たない車両につきましては弊社にてエアカットバルブを別途ご用意しております。

 

2輪用NAGブローオフバルブ導入ガイド

**参考資料**


 

注:
ストリート用ではレース用からエンジンブロー時のカット機構をなくし、エンジン常用回転域での扱いやすさを格段に向上させた特性に調整いたしました。

 

 

エマルション対策型内圧コントロールバルブ

従来よりご愛顧いただいておりました当社の内圧コントロールバルブは、その効果において高い評価をいただいておりますが、一部の4輪車には使えないというクレームも頂戴いたしました。
原因は水。
空気中には水分が含まれていますが、もちろんエンジン内の空気にも水分が含まれています。
エンジンが運転を開始し、温度が上がるとエンジン内の空気が熱せられて湯気になって立ち上ろうとしますがエンジン内は密閉空間。
エンジンの温度の低い場所で結露して水滴になり、これがオイルに混入して乳化(エマルション)を起こしてしまうのです。

裏側についている水がオイルと混じってしまう
fig.01 エンジン内からの水分で結露しているフィラーキャップ

 

 

水と油は相容れないもののたとえですが、エンジンオイルに含まれる添加物によって本来混じらないはずの水と油が混じってしまい、マヨネーズのような粘性を持った流動体になります。
これを乳化と呼びますが、乳化した流動体・・・エマルションが内圧コントローラーに付着するとバルブの動きが悪くなって最悪の場合張り付いてしまい、ブリーザーパイプが詰まる可能性がありました。
また、昨今の環境対策としてエンジン内に外気を取り込んで排ガスを浄化するシステムが一般的になっていますが、熱いエンジン内との外気の温度差を生じるためこれも結露を生じやすいのです。

水蒸気が水になるイメージ水とオイルが混じってエマルションになる

 

結露はエンジンを始動する都度、毎回発生します。(気温が低いときほど多く発生します)
この結露による水分は、エンジンを暖めると再び水蒸気となってエンジン外部に運び出されますが、水蒸気になる前にエンジンを止めてしまうチョイ乗りを繰り返すと水滴として徐々に溜まっていく事になり、OILレベル確認窓やフィラーキャップの裏側などに乳化したエマルションとして白い濁りが発生するのです。
ツーリングなどで長時間乗った場合は、この水分が一度に排出されるので、ブローバイホースやキャッチタンクに水滴となって残る場合もあります。

内圧コントローラーはエマルションの出来やすい、温度の低いところに取り付けなくてはならないため、乳化が起こってエマルションが発生していないか定期的にチェックする事が推奨されているのです。

 

 

エンジンの大きな4輪車ではエンジン内の空気が多く、水が大量に発生してしまい車種によっては取り付けに適さないという報告を受けた当社では、4輪車ユーザーの皆様にも安心して内圧コントローラーをお使いいただくためにも、エマルション対策が急務として研究を重ねてまいりました。

シャシグリスに廃油を混ぜて実際のエマルションに近い粘度を再現した
fig.03 内圧コントローラーにグリスを詰めてのテスト。この状態でも正常に動作します。

 

長期にわたるテストの結果、バルブ形状と、水分を含んだオイルミストをバルブ前でシャットアウトするためのセパレーター(分離装置)の二段構えで対処することによってエマルションが付着しても問題なく動作する事が確認されました。

セパレーター
fig.04 セパレーター


以上の対策により通常の使用においてはメンテナンスフリーを実現し、特に内圧コントローラー設置場所に外から手が入らないなど、コントローラーの付け外しが困難なエンジンでは、メンテナンスフリー化によって導入リスクの低減が図れます。


 

エマルション対策品の注意事項:

エマルションの堆積を防ぎますが、発生そのものを抑えるものではありません。また、バルブだけ装着してもドレン効果はありませんので、必ずセパレーター(吸気機構)を利用して水蒸気を吸引させてください。
車種によって取り付け方法が異なりますので詳しくは販売店までお願いいたします。

 

また、 寒冷地においてはエマルションの元となる水蒸気がホース内で凍結しシャーベット状に詰まるという報告がございました。
寒冷地でのご使用につきましては以下の点にご留意下さい。
○十分な暖気を心がける。
○エンジンを停止する前は、車庫入庫後 [一呼吸置いてから、エンジンを停止する。]
 (発生した水蒸気は、アイドル回転時が最も効率よく処理されますので、エンジンを切る前に
 5~10秒ほどアイドル状態に置いてからエンジン停止します。これによって、通路に水分が残らなくなります。)

 

二輪用エマルション対応内圧コントローラー

エマルション対応 2輪用内圧コントローラー完成!

エマルション対策を施した四輪用内圧コントローラーはおかげさまをもちまして非常に高い評価を頂いておりますが、二輪用の内圧コントローラーにもエマルション対策が施せないか、とのリクエストも頂戴いたしました。
フルカバードされたスクーターやコンパクトな車体のスーパースポーツ車、騒音対策でエンジンにカバーをつけている車両など、オートバイであっても整備性のよい車両ばかりとは限らず、こういった車両に内圧コントローラーを取り付ける場合メンテナンスフリー化が必要であるとのご意見をいただき、オートバイ用として必要な機能とサイズを考慮しつつ、新しい内圧コントローラーが誕生いたしました。

それぞれスポーツベース、レースベースのエマルション対策内圧コントローラーがラインナップ。
現在は9φ、12φ、14φ、16φの3サイズですが今後拡充予定です。

価格はエマルション対応二輪用内圧コントローラーセット(税別)で
スポーツベース23,000円、
レースベース24,500円~です。(各々付属品としてTジョイントとホースを含みます)
車種によっては取り付けに小加工が必要となる場合があるため、加工費用や取り付けに必要なパーツが別途費用で生じることがあります。 ご興味のある方は最寄の販売店か弊社までご相談ください。

 


■二輪用エマルション対応内圧コントローラーのしくみ

四輪用エマルション対応型ではセパレーターを挟み込むことで水蒸気を分離しましたが、スペースに限りのある二輪車ではバルブとセパレーターを一体化する必要がありました。

そこで弊社ではこのバルブ上の空気の流れに注目いたしました。
バルブ頭上に微量の空気を流すことで水蒸気が滞留せず、エマルションの発生が抑えられることを実験によって突き止め、空気の流れを作るために吸気マニホールドから空気を吸い出すようにエア通路を設けたのです。
水蒸気が結露する前に吸い出してしまうことで乳化を防ぎます

この裏側に流す空気の量は・・・企業秘密ですが(笑)、小さすぎても効果がなく、大きすぎると内圧コントローラーが負圧で動いてしまったり、キャブレター車だとセッティングが変わってしまったりするので試行錯誤が繰り返されました。

また、以上の理由からインレットマニホールドに負圧パイプを取り付ける加工が必要なのですが、車種によって取り付け方が変わります。
車種によってはインシュレーターのバキュームメーター取り付けネジや、ガソリンコックの負圧チューブなどが使えるため、別売のT字ジョイントなどで分岐して取り付けることも可能です。(これによる燃料系への影響はありません)

劇的にエマルション発生を抑えることができるエマルション対策内圧コントローラーはオートバイ用としてもメンテナンスフリーを実現したのです。

 

※二輪と四輪ではエンジンの大きさが異なるため発生する水蒸気量が全く違います。
 そのため四輪では必ずセパレーターと内圧バルブをセットでお使い下さい。
 エマルション対策として二輪用コントローラーを四輪に取り付けることはおやめください。

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